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ナンジャタウンのスタンプラリー、、、、スタンプの数、100数個!さらに謎有り!トラップあり!
タウンの中で、まるでゾンビのようにうつろな目つきでスタンプ求めさまよう人々。
土管の中とか覗き込んでいたりと素行が怪しい。(笑)気がつくと乗り物そっちのけでスタンプ収集。
ハイウェイスタンプとはまたひと味違うラリーです。
そのナンジャタウンのスタンプラリーの様子を、友人にレポートしてもらいました。

ナンジャタウンをご存じ?
ナンジャタウンっていうのは池袋のサンシャイン60にある屋内型遊園地の事。
そしてここのスタンプラリーがもう面白いのなんのって。

そう、これは私が体験した血と汗と涙とは無縁の、
はちゃめちゃ楽しかったスタンプ集めレポートなのである。


事は1999年の大晦日。 友達に「面白い年越しのイベントがあるよ」って誘われてほいほいついて行ったナンジャタウンの 年越しカウントダウンパーティ。 それまでのナンジャタウンのイメージというと スピードがある乗り物や絶叫マシーンのたぐいの乗り物は全然無いし、 屋内型の為にどちらかと言えば親子連れとかでゆっくりと楽しむ地味〜な遊園地という感じでした。 でもそんなイメージが覆されるほどの遊びがあったのです。 そう、それがスタンプラリーなのです。

年越しイベントまで時間があるとの事で、友人の半ば強引な勧めでスタンプラリー用のスタンプ帳を購入させられました。 (とほほ〜新たなる出費です(涙)


これがスタンプ帳です。ペンやビンバッチもついてます。

 
とりあえず箱を開けるとスタンプ帳と、ペンとキャラクターカードが出てきました。 ペンをみると何と暗闇でも文字が書けるようにおしりの部分をカチリと回すとペン先が光るじゃありませんか。 なんてハイテク。(笑) 友人のすすめでスタンプ帳を首からかけるヒモ付きスタンプ帳ケースを購入していざスタンプ探しの旅へ出発っ! まずは目に付くスタンプを片っ端から押していきます。 スタンプは全部で108つもありますから、とにかく色々なところにスタンプを見つけることが出来るのです。 最初の内こそ「ただスタンプを押すだけじゃん」なんて思っていたんだけど これがやり始めると妙にクセになります。 スタンプも全て違うキャラクターで作られていて 「次は一体どんなキャラクターなんだろう?」とか 「あっこのスタンプ可愛い」なんて思うスタンプもあったりして、 それだけでも十分楽しめます。 そして、スタンプが段々と集まり始めると今度は空白が埋まっていく 収集家の気持ちが分かるように、、、  あっ、あそこにも。  ここにもっ!  こんな所に隠してあるなんてなんて。  もしかしてこんなところにも、、、やっぱり(ニヤリ)。 気づけば。心も体もすっかりとスタンプの虜になっていたのでした。 しかし、他のアトラクションなどと平行して集めていたために結局は全て集めきる事が出来ずに帰ることに。 その時の私の心の中ではグツグツと「ああ完成させたいっ!」って気持ちが一人高ぶっていたのです。

そして2日後。 私はスタンプラリーにリベンジするべく、気づけば一人でナンジャタウンの前に立っていたのでした・・・

1月3日 9時45分。
ナンジャタウン入り口前は、親子連れやらカップルやらでてんやわんやの大騒ぎ。 どひゃー、来る日を間違えたかも。 お正月ということもあって意外と空いているのでは?という期待とは裏腹に普段以上の混み具合です。 「でもこんなところで諦めるわけにはいかない。そう行程が困難な程、達成したときの感動は大きいのだっ!」 と自分を物語の主人公の様に奮い立たせて入場するためだけの列の最後に並びました。

やがて10時になると先頭の人達から中へどんどんと入っていきます。 自分の番が近づくにつれてこれから始まるスタンプラリーへの挑戦に気分が高まります。 そして入場。 どどどどどっ。 人の波にもまれながらもまずは新しいスタンプ帳を購入。 前回の続きをやろうか迷ったのですが、 ここはやっぱり心機一転、すべて一からやり直した方が気分がよいので最初からやってみる事にしました。

先にも紹介しましたが、ナンジャタウンのスタンプラリーはまずスタンプ帳を買うことから始まります。 このスタンプ帳に各箇所にちらばっているスタンプを押すんですけど、このスタンプ帳が みているだけでも楽しい! 可愛いキャラで飾られた表紙。 中もキレイに彩られていて、またナンジャタウンのまめ知識みたいな情報も沢山詰まっていて これを見ているだけでも結構楽しめます。 でも、見ているだけじゃスタンプは集まりません。 気持ちを引き締めて出発っ!


スタンプ帳を買ったらまずはパスポートに貼りつける為の顔写真を撮ります。 これがないと全部集めたときに特典(あとで説明)が貰えないのでしっかり撮りましょう。 (ちなみに写真代はただですからお好きな写真がとれるまで何度でも挑戦できます。 ただし後の人に迷惑がかからない程度に) そしてスタンプ集め開始! 親子連れを華麗なステップでかわして、カップルの間をすり抜けて とにかくスタンプをポン、ポン、ポンと押しまくるっ!! さすが2日前にやっただけはありなれた感じで スタンプ帳がスタンプでみるみると埋められていきます。 なんか隙間を埋める感覚がクセになりそうな自分に酔いしれながら 一人、完成に近付くスタンプ帳を見ていたらあるとんでもない事実に気づきました。 「あっ!スタンプが一個抜けている」


ちょっとここで説明。 ナンジャタウンは 「ナンジャコア」 「福袋七丁目商店街」 「ゴースト13番街」 「もののけ番外地」 「ナンダーバード」 「マカロニ広場」 の6つのエリアからなっていて、スタンプ帳にはそれぞれのエリアで幾つスタンプがあるか分かるようになっています。

番号順に集めていたために、最初の方に押し終わっていたつもりだった 福袋七丁目商店街のスタンプが一つ押されていないのに気づいたのです。 とにかく福袋七丁目商店街のエリアまで急いで戻って 見逃したスタンプを探したのですけれども見つかりません。 う〜ん、困った。 とりあえず押されていない一つは保留にしたまま先に進んだ方が良いのか? それとも見つかるまでこのエリアを徹底的に探っておいた方が良いのか? そんなことを考えている間にも時間は過ぎます。 ・・・ん? 気づくと自分が人の波に押されているのに気づきました。 (もしかしてどんどん人が増えている!?) そうなのです、お昼を過ぎた辺りから親子連れやカップルの数が目に見えて増えているのです。 (なにも正月からこんな所にこなくたって、、、) 心の中で自分の事は棚上げした悪態をつきながらもより効率の良い手段を模索します。 (・・・よし、ここはとりあえず保留してとにかく押せるところから押そう) と、決断したその時、ふとスタッフジャンバーを着ている人が目に入りました。

その人は、地図を持ちながら私がさっき押したスタンプをなにやら特別な台紙に押しているではありませんか。 ??? (もしかして、この人ってスタンプが指定場所に常にあるか監視している人なのでは?) そう思った私の行動はすでに尾行モード。 物陰に隠れながら後を付けることに決定っ! そうしてしばらく後を付けていたのですが、案の定地図を頼りにスタンプを次々と確認して歩くスタッフの人。 そして生まれる心の中の葛藤。 (このまま行けば押し忘れたスタンプの場所がわかるかも)と言う期待。 (いや、そんな都合の良い話がある訳ないって)と言う不安。 (こんな手でスタンプが見つかっても嬉しいのか?)と言う自答。 (別にずるじゃない、偶然見たとしても同じ結果だろう?)と言う言い訳、、、 様々な思いが葛藤しながらも体は静かに尾行を続けていたのでした。 そしてもうそろそろこのエリアが終わるって時にそのスタッフが私の知らない所にっ!? (もしかして・・・) スタッフが立ち去った後に物陰に手を伸ばすと、、、 やったー、ありました。 このエリア最後の一つのスタンプを見事見つけることが出来ました。 やっぱり神様は普段の行いを神様はみているんですね、ありがとう神さまー。


お祭り広場にある縁日の屋台。

ナンジャコア福袋七丁目商店街ゴースト13番街 と順調にスタンプを集めスタンプラリーも中盤へ。 だいたいこの辺りまでやっていると要領というかコツみたいなものが分かってきて あやしそうな場所がそれなりに目に付くようにります。 カンバンの裏、柱の裏などの物陰はもちろんの事、ポストの中、置いてある人形をひっくり返したり、 場合によってはゴミ箱の中にまであるらしいので一つ一つフタを開けて歩き回ります。 (この頃になるとすでに羞恥心なんて物はなくなります(笑)) 一歩あるいては辺りを見て、また一歩あるいては見るって慎重さでスタンプを探すのですが もののけ番外地では2つもみつからないスタンプが。 どうしようか迷いましたけど、さすがにちょっと疲れてきたので一時保留にして 気分転換の為に次のエリアへと向かいました。


次のエリアはナンダーバード。 ここでも最初の内は順調に集まるのですが最後の方にどうしてもみつからないスタンプが。 疲れと人の多さで段々と集中力も無くなります。 探しているすぐ後ろから女の子の「あったぁー」って声が聞こえたので振り向くと、 今しがた自分が通り過ぎた場所のサクの陰に巧妙に隠してあったりする事も。 (うーん、いくら疲れているからって見逃していてはダメだなぁ) 両手で顔をパンパンッとはたき気分を新たに引き締めたのでした。 (もちろんスタンプは押させていただきました(^_^;)

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ナンジャタウンとはなんぞや?と言う方はこちら。
ナンジャタウン公式HPです。