FUREAI INTERNET -Super Web Server -

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簡単なシェルの使い方
SUPERサーバはシェルが使えますので、UNIXの機能がある程度自由に使えます。
UNIXにおけるシェルは基本的にすべてMS-DOSのようにコマンドライン(コマンドをキーボードで打っていく)です。そのため、コマンドを覚えないと何も出来ません。ただし、UNIXのシェルはきわめて高機能のため、MS-DOS等よりはずっと楽に色々と高度なことが出来ます。

ここでは、極々基本的なコマンドだけを解説します。
これだけ覚えておけば十分というものではありません、ただ、本当に最低限必要になるであろうコマンドの使い方をまとめただけです。詳細やUNIX自体のことは各種文献やWWWで調べてください。


■ シェルを使う前に

シェルを使う前に一つ用意しておくものが有ります。それは telnet と呼ばれるソフトウェアです。WWWにあるページを見るのにブラウザが必要なように、シェルを使うためにはtelnetのためのソフトウェアが必要です。
telnetはWindows95ならば telnet.exe という名前で標準で提供されています。普通はスタートボタンから「ファイル名を指定して実行」で telnet と入力すれば立ち上がります。TeraTerm という高機能なソフトウェアを使う人も多いようです。
Machintoshは標準では付いていないので、Better TelnetNCSA telnet を別途 林檎の花 等から入手する必要が有ります。

telnetのソフトウェアの設定方法は各ソフトウェアのマニュアルを見て下さい。


■ login/logout (ろぐいん/ろぐあうと)

シェルを使うにはまずはじめにlogin という作業を行う必要が有ります。
SUPERサーバにtelnetコマンドなどを使ってアクセスすると

SunOS 5.6

login:
という画面になります(SunOSの行は違う場合も有ります)。
そこで、login: の後にカーソルがある状態でアカウントを入力してリターンキー(ENTER)を押してください。アカウントは大文字小文字も区別しますので注意して下さい。
その後、Password: とパスワードをたずねてきますので、パスワードを入力してリターンキーを押してください。

次のようになって、> の後にカーソルが出れば、成功です。この状態からコマンドが入力できます。

SunOS 5.6

login: account
Password:
Last login: Mon Aug 12 12:34:56 from mo-usr123.fureai

    _/_/_/ _/  _/ _/_/   _/_/_/   _/   _/_/_/
   _/     _/  _/ _/  _/ _/     _/  _/   _/
  _/_/   _/  _/ _/_/_/ _/_/   _/_/_/   _/
 _/     _/  _/ _/  _/ _/     _/  _/   _/
_/     _/_/_/ _/  _/ _/_/_/ _/  _/ _/_/_/

    -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
              Welcome to
       [Fureai Super Web Server]
    -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
>

では次に、logout をして、SUPERサーバへのアクセスを終了してみましょう。
> の後にカーソルが出ている状態から logout と入力して、リターンキーを押して下さい。


SunOS 5.6

login: account
Password:
Last login: Mon Aug 12 12:34:56 from mo-usr123.fureai

    _/_/_/ _/  _/ _/_/   _/_/_/   _/   _/_/_/
   _/     _/  _/ _/  _/ _/     _/  _/   _/
  _/_/   _/  _/ _/_/_/ _/_/   _/_/_/   _/
 _/     _/  _/ _/  _/ _/     _/  _/   _/
_/     _/_/_/ _/  _/ _/_/_/ _/  _/ _/_/_/

    -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
              Welcome to
       [Fureai Super Web Server]
    -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
> logout
きちんとできていれば、サーバとの接続が切断されます。これが、login/logout の方法です。


■ man (まん/まにゅある)

コマンドを全部解説するわけには行きませんので、まずマニュアルの見方を解説します。たいていのコマンドはこのmanコマンドでマニュアルを見ることができます。
使い方は簡単です。
> man man
というように man の後に調べたいコマンドの名前を入れるだけです。
上記の場合だとmanコマンドのマニュアルを見ることになります。

マニュアルは以下のように表示され、スペースバーを押すと次のページを表示します。
マニュアルを清書中です。しばらくお待ちください... 終了

ユーザコマンド                                             man(1)

【名前】
     man - マニュアルページの表示

【形式】
     man [ - ] [ -adFlrt ] [ -M path ] [ -T macro-package ]
          [-s section ] name ...
     man [ -M path ] -k keyword ...
     man [ -M path ] -f file ...

【機能説明】
     man コマンドはマニュアルページから得た情報を表示します。具体
     的には、 name 引数が示すタイトルを持つマニュアルページの全内
     容を出力します。また -k オプションまたは -f オプションが指定
     さ れた場合には、それぞれ keyword または filename が示すキー
     ワードやファイル名により選択された 1 行からなる要約情報を 出
     力します。指定条件に一致するマニュアルページが見つからない場
     合には、 man はエラーメッセージを出力します。

  [ソース形式]
-- 継続 --(6%)


     は、CSI 対応が実証されていません。このため、 -t オプションを
     つ けた man コマンドは、EUC 以外のデータを扱えません。また、
     eqn 、 neqn 、 refer 、 tbl 、 vgrind を通した特殊処理が必要
     な マニュアルページを表示する man コマンド使用は、CSI 対応が
     できません。

【使用上の留意点】
     マニュアルページは本来 ASCII 端末や写真植字機上で再出力可 能
     な形式でなければなりません。しかし端末上では、フォントの変更
     など一部の情報が失われてしまいます。

     一部のダム端末では、 e 前処理フラグ ( eqn(1) を参照) によ り
     生成される縦方向の動作を処理できません。このような端末で出力
     エラーを防ぐには、 e フラグを指定するときに t も同時に指定し
     て、暗黙的に col(1) を呼び出してください。ただしこの回避処置
     をとると、スーパースクリプト (上付き文字) とサブスクリプト (
     下付き文字) の出力が、たとえ端末がその出力機能を持っていても
     不可能になってしまうという欠点があります。端末が eqn(1) の出
     力 により正常に動作しなくなってしまったら、 Control-q を使っ
     て端末をクリアしてください。

SunOS 5.6                 1997年5月23日                         6

>
マニュアルを読み終わって再び > の後にカーソルが出れば、終了です。
Qキーを押せば途中で中断もできます。


■ ls (えるえす/りすと)

ls は現在のディレクトリ(MachintoshやWindows95ではフォルダと言います)にあるファイルやディレクトリの一覧を見るためのコマンドです。(MS-DOSでは類似のコマンドとしてdirというコマンドがあります)
ls には多彩なオプションが有ります、詳しくはmanのマニュアルを見ていただくとして、-l と -a 、それに -F は有用なオプションでしょう。

> ls
HomePage

> ls -l
total 1
drwxr-xr-x   3 hogehoge      512 Aug 18 21:17 HomePage

> ls -a
.                 ..                HomePage

> ls -aF
.                 ..                HomePage/

> ls -lF
total 1
drwxr-xr-x   3 hogehoge      512 Aug 18 21:17 HomePage/


> ls -alF
total 3
drwx---r-x   3 hogehoge      512 Aug 18 21:17 ./
drwx---r-x   9 root          512 Aug 19 21:04 ../
drwxr-xr-x   3 hogehoge      512 Aug 18 21:17 HomePage/
それぞれ、-l はファイルの容量や時間など詳しい表示を、
-a は .(ディレクトリそのもの) や ,,(一つ上のディレクトリ)など、普段は隠れているファイルまですべて表示を、
-F はディレクトリには / 、実行可能なファイルには * のマークを付けて、ファイルの種類を区別しやすくします。


■ cd/pwd (しーでぃー/ぴーだぶりゅーでぃー)

cdはディレクトリを移動するためのコマンドです。
pwdは、今時分がどこのディレクトリにいるかを表示します。

ディレクトリを移動するには

> pwd
/spool0/www/hogehoge

> ls -alF
total 3
drwx---r-x   3 hogehoge      512 Aug 18 21:17 ./
drwx---r-x   9 root          512 Aug 19 21:04 ../
drwxr-xr-x   3 hogehoge      512 Aug 18 21:17 HomePage/

> cd HomePage

> pwd
/spool0/www/hogehoge/HomePage

> ls -alF
total 2
drwxr-xr-x   3 hogehoge       512 Aug 24 17:45 ./
drwx---r-x   5 hogehoge       512 Aug 24 17:21 ../

> cd HomePage
という風に、移動したいディレクトリを確認してから、cdの後に移動したいディレクトリの名前を入れます。


一つ上のディレクトリに戻るには

> cd ../
です。

何も付けずに単に

> cd
とだけすれば、loginした時にいたディレクトリに戻ります。


■ cp (しーぴー / こぴー)

cpはファイルをコピー(CoPy)するためのコマンドです。

> cp fileA fileB
とすれば、fileAがfileBという名前でコピーされます。


■ rm (あーるえむ)

rmは余計なファイルを削除する時に使うコマンドです。

> rm hogehoge
とするとファイル hogehoge は削除されます。
WindowsやMachintosh等と違い、ごみ箱などはないので、一旦消したファイルは二度と戻りません。
気を付けて消してください。


■ more (もあ)

moreを使うと、ファイルの内容を一ページごとに読むことができます。
使い方は more の後に読みたいファイルの名前をつけるだけです。
スペースキーを押すと次のページを表示します

> more /usr/local/namazu/doc/ja/README.ja
Namazu をお使い頂き誠にありがとうございます。

ファイル一覧

  * README.ja    -> このファイル
  * README.en    -> このファイル
  * VERSION      -> ヴァージョン情報
  * COPYING      -> GNU 一般公有使用許諾書 Version 2
  * ChangeLog    -> プログラム変更履歴
  * ToDo         -> 今後の予定

  * doc/en/        -> ドキュメント類のディレクトリ (英語)
  * doc/ja/        -> ドキュメント類のディレクトリ (日本語)
      + intro.html   -> 概要
      + manual.html  -> 説明書
      + FAQ.html     -> よくある質問とその答え
      + lynxcgi.html -> lynxcgi 用サンプルファイル

  * src/         -> ソース類のディレクトリ
      + Makefile     -> Makefile
      + mknmz.pl     -> インデックス作成用プログラム (Perl)
      + wdnmz.pl     -> 登録単語確認用プログラム (Perl)
-- 継続 --(40%)
マニュアルを読み終わって再び > の後にカーソルが出れば、終了です。
Qキーを押せば途中で中断もできます。


■ chmod (しーえっちもーど/ちぇんじもーど)

UNIXのファイルには幾つかの属性があります。これは、だれがどれだけファイルを使うことが出来るかという使用権の範囲を決めるためのものです。
属性には三種類の対象と三種類の許可項目がありまして、合計九種類の項目が設定可能です。
同グループの人という項目がありますが、これは同じサーバを使っているふれあいユーザに対しての項目です。

対象 本人 同グループの人 その他の人
許可項目 読込 書込 実行 読込 書込 実行 読込 書込 実行
(計算用の数値) 4 2 1 4 2 1 4 2 1


許可は一つずつ設定することも可能なのですが、ここではまとめて設定する方法だけ解説します。
まず、属性は次のように chmod コマンドの後に、属性の状態と、設定する対象を指定します。

> chmod 755 hogehoge
この場合 755 が属性の状態、hogehogeが対象となるファイルです。

属性の状態は次のようにして計算します。
まず、誰に対してどこまで許可するかきめます。
例えばCGIの場合を考えてみましょう。本人に読込/書込/実行許可。同グループの人とその他の人は読込と実行許可だけで、書込許可は与えないとします。
次に、それぞれの対象に対して許可する項目の数字を足していきます。
本人は 読込(4) + 書込(2) + 実行(1) = 7
同グループの人は 読込(4) + 実行(1) = 5
その他の人は 読込(4) + 実行(1) = 5
それをならべて 755 としたものがそのファイルの属性を示す数値になります。

良く使われるものとしては次のような属性があります。
属性 本人 同グループ その他 説明
読込 書込 実行 読込 書込 実行 読込 書込 実行
644




HTMLファイルなど普通のファイル
755

実行させるCGIファイル
ディレクトリ
666


DATAファイルやLOGファイル
ふれあい掲示板のファイル
600






他人に見られたくないファイル
400







上記+消したくないファイル

■ ps/kill (ぴーえす/ぷろせす/きる)

psは現在実行中のプログラム(プロセスと呼びます)を見るためのコマンドです。
普通に ps とだけ打つと、自分の実行しているプログラムが表示されます

> ps
   PID TTY      TIME CMD
 29044 pts/5    0:01 tcsh
CMD の欄にあるものが実行中のコマンドです。この場合のtcshとは現在使っているシェルプログラムです。

例えば、CGIがテスト中に暴走した等という場合、このpsとkillコマンドを使ってそのプロセスを停止させます。

> ps
   PID TTY      TIME CMD
 29044 pts/5    0:01 tcsh
 29123 pts/5    0:00 perl hogehoge.cgi&

> kill 29123
KILLコマンドの引数には PID(プロセスID) の番号を使います。

> ps
   PID TTY      TIME CMD
 29044 pts/5    0:01 tcsh
これで、暴走していたプロセスは終了しました。
■ ping (ぴん/ぴんぐ)

pingはネットワークが繋がっているかどうか調べるためのコマンドの一つです。
動いていると確信できる相手先のホスト名を指定して

> /usr/sbin/ping www.w3c.org
www.w3c.org is alive
とすれば、相手先までネットワークが繋がっているかどうか確認できます。

サーバが動いているか確認したいときも

> /usr/sbin/ping pop.fureai.or.jp
pop.fureai.or.jp is alive
とすれば、pop.fureai.or.jpというサーバが動いていることが分かります。

もし、サーバが動いていなければ

> /usr/sbin/ping pop.fureai.or.jp
no answer from pop.fureai.or.jp
というようになります。

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